トイレで水を流すときに水が止まらない場合には、おもにゴムフロートが原因です。ゴムフロートの状態を確認してみましょう。ゴムフロートがひっかかっていたり、鎖が絡まっていて元の場所に戻らなかったり、ゴムフロートの劣化が起きていたりするとタンクから水が流れ続けることがあるからです。
このコラムでは、トイレのタンクからの水漏れはゴムフロートが原因であることが多いことから、ゴムフロートの状態の確認や交換方法をご紹介しています。トイレの水が流れ続けて困っているときには、ぜひ参考にしてください。
目次
- ▼トイレタンクの水漏れのおもな原因・ゴムフロート(フロートバルブ)の確認方法
- ・ゴムフロートを確認する前にすること
- ・【確認ポイント1】ゴムフロートのずれ
- ・【確認ポイント2】ゴムフロートの鎖
- ・【確認ポイント3】ゴムフロートの劣化
- ・水漏れの原因がわからないときは
- ▼トイレタンクの水漏れの原因がゴムフロート劣化の場合は交換が必要!
- ・新しいゴムフロートの選びかた
- ・ゴムフロートの交換に必要な道具
- ・ゴムフロートの交換手順
- ・自分でうまく交換できない場合は……
- ▼便器と床の間からの水漏れ・レバー不調など…よくあるトイレトラブル
- ・業者に修理を依頼する際の費用相場
- ・業者利用の流れ
- ・トイレトラブルは弊社にご相談ください!
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トイレタンクの水漏れのおもな原因・ゴムフロート(フロートバルブ)の確認方法
トイレのタンクからの水漏れは、ゴムフロートが原因となることが多いです。ゴムフロートとは、トイレの水を流すレバーにつながっているトイレタンク内の栓のことです。レバーが回されるとゴムフロートが動き、トイレタンクから水が流れるようになります。レバーが戻るとゴムフロートも元の場所に戻ってタンクから水が流れないように栓の役割を果すのです。
このゴムフロートに不具合があると、トイレタンクから水が流れ続けてしまうことがあります。はじめにゴムフロートの状態の確認方法をご紹介いたします。
ゴムフロートを確認する前にすること
ゴムフロートの確認前にまず、止水栓を閉めておきましょう。水漏れや水が飛び散ってしまうことの予防、また、安全に確認するためにも必要な作業です。止水栓は、便器の後方の壁や床からタンクにつながっていますので、マイナスドライバーで時計回りに閉めてください。
もし止水栓が見つけられないというときには、家全体の元栓を閉めましょう。集合住宅の場合には、玄関ドア近くのメーターボックスの中にあります。戸建住宅の場合には、水道のメーターボックスの中です。どちらも時計回りに閉めて水を止めてください。
次に、トイレタンクを開けます。最近のトイレタンクは、手洗い器がついていてもフタを持ち上げれば簡単に取り外しができるようになっているものが多いです。しかし、使用年数が長いものだと手洗い器に給水のためのホースなどが接続されている場合があります。その場合には、ホースについているナットやバンドなどの固定具を外してからフタを取り外しましょう。
【確認ポイント1】ゴムフロートのずれ
ゴムフロートが引かかっているなど適切な場所になかった場合には、排水弁に戻してください。その際には、ほかの管に触れてしまわないように気を付けてください。
【確認ポイント2】ゴムフロートの鎖
ゴムフロートの鎖が絡まっていて元の場所に戻せない場合には、絡まりをほどきましょう。もし、鎖が長くて絡まってしまうときには適切な長さに調整することをおすすめします。適切な鎖の長さは、鎖の玉を2~3個ほど余らせる程度です。
調整のために鎖をレバーから取り外し、適切な長さでレバーに再び取り付けてください。鎖にはレバーに引っ掛けるためのフックが付いているので、そこで長さの調節ができるようになっています。
【確認ポイント3】ゴムフロートの劣化
ゴムフロートは、ゴム製であることから消耗品です。ゴムフロートに劣化があると、ヒビや欠けのすき間から水が流れたままになることがあるのです、ヒビや欠けがあったり、触ったときに黒い粉が手についたりするなら交換の合図となります。ゴムフロートの寿命は10年といわれていますので、寿命近くまで使用している場合には交換することをおすすめします。
水漏れの原因がわからないときは
ゴムフロートに不具合がなく、水漏れの原因がわからないというときにはプロに点検してもらいましょう。水漏れは放置していると、徐々に状態が悪化してしまい、被害が大きくなるおそれがあります。はやめにプロにみてもらうことで被害は最小限に抑えられることがあります。
もしどこの業者に依頼すればよいかわからないときには、弊社にご相談ください。全国の加盟店からお客様にあったお近くの修理業者をご紹介いたします。見積りもできますので、お気軽にお問い合わせください。
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トイレタンクの水漏れの原因がゴムフロート劣化の場合は交換が必要!
トイレタンクの中を確認し、ゴムフロートの劣化がみつかったときには新しいものに交換しましょう。ゴムフロートは自分でも交換することが可能です。DIY方法をご紹介しますので、できそうと感じた方はぜひ試してみてください。
新しいゴムフロートの選びかた
交換する新しいゴムフロートは、メーカーや型番を確認した上で選びましょう。メーカーによってゴムフロートの形状は変わるため、便器と異なるものを選ぶと使用できないことがあります。便器の型番がわからないときには、メーカーに問い合わせをすることをおすすめします。
ゴムフロートはメーカーの通販やそのほかネットショップ、ホームセンターなどで手に入れることができますよ。もし、「型番がわからないけど今から交換したい」というときには、ゴムフロートを外してホームセンターなどの店舗まで持っていき、同じ型を探すのもひとつの手です。
ゴムフロートの交換に必要な道具
ゴムフロートの交換をする際に必要な道具は、新しいゴムフロートのほかにマイナスドライバーとゴム手袋です。マイナスドライバーは、止水栓を閉めるときに使用します。
また、トイレタンクは長年掃除していないと、カビなどが生えて汚れていることがあります。交換ついでに掃除ができるよう、トイレ用洗剤や歯ブラシなどを用意しておくことをおすすめします。
ゴムフロートの交換手順
ゴムフロートの交換手順をご紹介します。交換の前にまずトイレの止水栓をマイナスドライバーで閉めておきましょう。ゴム手袋をつけ、タンクのフタを外したら作業に入ります。
1.タンク内の水を抜きます。止水栓を閉めて給水されないようになっているので、普段水を流すときと同じようにレバーを引いて水を抜きましょう。
2.ゴムフロートを外します。レバーにゴムフロートがつながるチェーンがついているので、タンクの内側からチェーンを外してください。次に、ゴムフロートを持ち上げて引き抜きます。トイレタンク内を掃除するときは、ここで排水弁の付近をきれいにしておきましょう。
3.新しいゴムフロートを取り付けます。排水弁にゴムフロートをはめてから鎖をレバーにひっかけます。このときに、鎖が短すぎたり、長すぎたりしないように調整してから鎖を取り付けましょう。
4.正常に動くか試してみましょう。トイレタンクのフタを取り付け、止水栓をマイナスドライバーで反時計回りにして開きます。トイレタンクに水が溜まったころにレバーを回し、正常に動いて水が止まれば完了です。
自分でうまく交換できない場合は……
ゴムフロートの交換が自分でうまくできない場合には、業者に依頼しましょう。うまく設置ができないと、さらに水漏れが起きてしまったり、ほかの部品を破損させてしまったりするおそれがあります。
また、便器は陶磁器で作られているものが多いです。フタを持ち上げるにしても、重さがあるため体力が必要になります。自分でおこなうのが難しいという場合には、業者に依頼することをおすすめします。
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便器と床の間からの水漏れ・レバー不調など…よくあるトイレトラブル
トイレは毎日使用する私たちの生活に欠かせないものです。よく使用するからこそ劣化や不具合などが起きてしまうことがあります。便器の床の間から水漏れが起きたり、レバーが回りにくかったり、トイレがつまったりとさまざまなトラブルがあります。
自分で修理できるものもあれば、状態によっては業者に依頼したほうがよい場合があります。とくに原因を解明できない不具合は、自分で対処することができません。水まわりの不具合は、放っておくと被害が拡大するおそれがあるため、はやめに業者に依頼することをおすすめします。
最後に、業者に修理を依頼する際に知っておきたいポイントをいくつかご紹介いたします。費用相場や修理の流れなど解説していますので、業者に依頼する際にはぜひご確認ください。
業者に修理を依頼する際の費用相場
ゴムフロートの不具合は、修理費用として10,000~15,000円ほどが相場となります。修理費用には、基本の作業費や部品代、交換費用などが含まれています。
また、レバーが回りにくいなどの不具合があるときには寿命が考えられますので、交換が必要となります。業者に交換を依頼すると5,000~8,000円ほどが費用相場となります。この費用にも、基本の作業費や部品代、交換費用などが含まれています。
修理費用と別にかかる費用として、出張費や時間外費用などが加算される場合があります。業者によって費用の計算方法は異なりますので、見積りを出してもらい費用を把握することが大切です。現地での見積りを無料でおこなう業者もありますので、状態をみてもらい、作業に入る前に費用の確認をしましょう。
業者利用の流れ
修理業者に依頼する際の流れをご紹介します。いつもお世話になる修理業者がある場合には、そこに依頼すると信頼して修理を任せられますね。しかし、近くの修理業者を知らない場合や、いつもの修理業者が利用できないときには、次のような手順で依頼しましょう。
1.電話相談
現在の状態を相談します。「どこで」「いつから」「どんな症状」であるのかを適切に説明することで、必要な修理を判断してもらえます。すぐに修理してもらいたいときには、トイレのメーカーや型番も把握しているとスムーズです。
2.見積り
ご自宅に業者が現地見積りをしに訪れます。不具合のある場所を点検し、必要な修理を判断します。このときに、修理費用の見積りが提示されるため、修理の検討をしてください。当日修理希望であれば、その場で修理をおこないます。
3.作業日の確定
後日に修理をおこなう場合には、検討のあと依頼を決定したら作業日を確定します。
4.作業開始
業者が作業日にご自宅に訪れ、すでに出ている見積り内容に沿って必要な場所を修理していきます。作業内容によりますが、スムーズに短時間で作業が終わることが多いです。
5.作業終了
修理作業が終わったら試運転をし、問題がなければ完了です。修理費用を支払います。場合によっては、修理前に見積り費用を支払う場合もあります。
トイレトラブルは弊社にご相談ください!
トイレのトラブルにお困りのときには弊社にお任せください。現地見積りを無料でおこなうことができますので、作業日が確定するまではご検討いただけます。弊社は全国に加盟店があることから、お客様のご要望にあう業者をご紹介することも可能です。24時間電話受け付けをしていますので、トイレトラブルにお困りでしたらお気軽にご相談ください。
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