この記事では、トイレタンクに水がたまらない原因と対処法をご紹介しています。「トイレタンクを確認したら水がたまっていなかった!」「トイレタンクに水がたまるのが遅い!」といった場合には、ぜひ参考にしてみてください。
なお、トイレタンクに水がたまらないトラブルは、トイレットペーパーや排泄物をしっかり流せなかったり、そのまま使い続けることで詰まりを起こしたりします。そのため、早急に対処することがおすすめです。ただ、自分での対処では時間がかかったり失敗したりするおそれもあります。
そのため、専門の業者へ相談するようにしましょう。その際には、以下のようなメリットのある【水110番】をぜひご利用ください。
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目次
そもそも水道から水が供給されているか確認しよう
トイレタンクに水がたまらないときには、まずはそもそも水道から水が供給される状態になっているかを確認しましょう。当然、水道から水が供給されない状態になっていればトイレタンクに水はたまりません。
もしかしたらこのことがトイレタンクに水がたまらない原因かもしれないため、しっかり確認するようにしてくださいね。なお、水道から水が供給されない状態になっている理由としては、以下のようなことが考えられます。
・水道管の破損・凍結
・トイレの止水栓が閉まっている
・家全体の水道元栓が閉まっている
断水している
家の近くで水道工事がおこなわれている場合、断水している可能性があります。断水していれば、水道から水は供給されません。もし水道工事が家の近くでおこなわれているのであれば、事前に連絡が届いているはずなので確認してみましょう。
また断水している理由としては、水道料金を滞納していることもあげられます。そのため、この点も念のため確認しておきましょう。
水道管の破損・凍結
水道管が破損していると、水が供給されないことがあります。もし家の敷地内の水道管が破損している場合には自分で対処することはできないため、早急に専門の業者に相談するようにしてください。
また水が供給されなくなる水道管のトラブルとしては、凍結もあげられます。外気温がマイナス4度以下になると、水道管は凍結するといわれています。なお、水道管が凍結したときの対処法は待つことです。外気温が高くなり、自然に解凍するのを待ちましょう。
トイレの止水栓が閉まっている
トイレの止水栓が閉まっていると、水が供給されません。この場合は、トイレの止水栓を開けることで対処できます。
トイレの止水栓の場所は、画像のように壁や床です。ハンドルタイプであれば、手で左回りに回せば簡単に開けることができます。内ネジタイプのものもありますが、この場合もマイナスドライバーを使って同様に左回りに回せば止水栓を開けることができます。
家全体の水道元栓が閉まっている
水が供給されない理由としては、トイレの止水栓ではなく家全体における水道元栓が閉まっていることも考えられます。もし水道元栓が閉まっているのであれば、これを開ければ対処することが可能です。
なお、水道元栓は水道メーターの近くにあります。戸建住宅であれば、敷地内の駐車場の地面に水道メーターボックスがあることが多いので確認してみましょう。マンションやアパートに関しては、玄関を出たところに水道メーターボックスがあることが多いです(ガスメーターも一緒にある)。
ちなみに、水道元栓も左回りに回せば開けることができます。
トイレタンクに水がたまらない原因|部品の不具合が考えられる
水道から水がしっかり供給される状態になっているのであれば、トイレタンクに水がたまらない原因としては以下のようなことが考えられます。
・ボールタップのフィルターの目詰まり
・ボールタップのダイヤフラムの劣化・故障
・ゴムフロートの劣化
・給水管のストレーナーの目詰まり
ここでは、これらのトイレタンクに水がたまらない原因について解説していきます。
なお、トイレタンクに水がたまらないうえにトイレが流れないのであれば、トイレのつまりを起こしていることが考えられます。このことに関しては、「トイレが流れない原因と対処法|つまりはラバーカップ等で・タンクのトラブルは水位を確認!予防方法も紹介!」でご紹介しているので、あわせて確認してみてくださいね。
トイレタンクの構造と仕組み
トイレタンクに水がたまらない原因を解説する前に、まずはこの構造と仕組みを確認しましょう。これによって、なぜトイレタンクに水がたまらないのかがよくわかるはずです。
トイレタンクの構造は画像のようになっています。なお、仕組みは以下のとおりです。
➁チェーンが引っ張られる
➂ゴムフロートが持ち上げられる
➃便器に水が流される
➄水位が低くなり浮き玉の位置も低くなる
⓺ボールタップが開く
⓻給水管からトイレタンクに水が供給される
この構造と仕組みから、トイレタンクに水がたまらないのは、給水の役割を果たす浮き玉やボールタップまた給水管、そして排水の役割を果たすゴムフロートが関係していることがわかるでしょう。つまり、これらの部品において不具合が起こっていることが考えられるのです。
それでは、以下からトイレタンクに水がたまらない原因を詳しく解説していきますね。
原因➀浮き玉の引っかかり
浮き玉は、便器に水が流されてトイレタンクの水位が低くなったとき、同時に位置が低くなってボールタップを開く役割を持つ部品です。これによって、トイレタンクに給水管から水が供給されます。
つまり、浮き玉の位置が低くならない状態になっていると、トイレタンクに水がたまらないのです。そのため、トイレタンクに水がたまらない原因が浮き玉にある場合、どこかに引っかかっているなどで位置が低くならないようになっていることが考えられます。
また、浮き玉の位置が下がらない原因が破損であることも。なおこの場合は、浮き玉を交換修理することが対処法となります。
ただ、まずは浮き玉の位置を手で押して低くしてみてください。これによって、トイレタンクに水がたまらないトラブルが直ることもあります。
原因➁ボールタップのフィルターの目詰まり
ボールタップは、給水管からトイレタンクへ水が供給されるのをコントロールする部品です。
そんなボールタップには、トイレタンクに水がたまらない原因が2つあります。そのひとつが、フィルターの目詰まりです。
ボールタップのなかには、水道管のサビやゴミなどの不純物をトイレタンクに混入させないようするためのフィルターがあります。しかし、このボールタップのフィルターがサビやゴミなどで目詰まりを起こすことがあるのです。これによって、トイレタンクに水がたまらない、また水がたまるのが遅いといったトラブルを起こしてしまいます。
とくに築年数の長い建物などでは水道管のなかがサビていたり汚れていたりするため、このようにボールタップのフィルターが目詰まりを起こすことが多いです。なお、ボールタップのフィルターの目詰まりが原因である場合には、きれいに掃除をすることが対処法となります。
原因➂ボールタップのダイヤフラムの劣化・故障
トイレタンクに水がたまらないボールタップのもうひとつの原因は、ダイヤフラムの劣化や故障です。
ダイヤフラムはボールタップの部品で、給水管の水圧を制御する役割を持っています。そのため、このダイヤフラムが劣化や故障すると、うまくトイレタンクへの給水をおこなえなくなることがあるのです。また、ダイヤフラムはとても重要な部品で、この劣化や故障によって水が止まらないトラブルを起こすこともあります。
なお、ダイヤフラムは経年劣化するものなので、故障が疑われる場合には交換修理をすることが対処法となります。
原因➃ゴムフロートの劣化
ゴムフロートは、トイレタンクから便器へ水を流すところで栓の役割を果たす部品です。
そのため、このゴムフロートでしっかりと栓ができていないと、便器へ水漏れすることになり、トイレタンクに水がたまらないトラブルを起こしてしまいます。とくにトイレタンクに水がたまるのが遅いといったときには、このゴムフロートの不具合が疑われます。
なお、このような状態になってしまう具体的な原因としては、ゴムフロートの劣化があげられるでしょう。ゴムフロートは、名前からもわかるようにゴムでできています。そのため、経年劣化するものなのです。なおこの場合には、ゴムフロートを交換修理することが対処法となります。
ちなみに、ゴムフロートが何かに引っかかっていることでしっかり栓ができていないこともあります。この場合には、引っかかっていることを直せば対処できるでしょう。
原因➄給水管のストレーナーの目詰まり
トイレタンクへ水を供給する給水管には、ストレーナーと呼ばれる部品があります。ストレーナーは、簡単にいうとボールタップのフィルターのように、トイレタンクにサビやゴミなどの不純物を混入させないようにするための部品です。
そんな給水管のストレーナーですが、目詰まりを起こすことがあります。そしてこれが原因で、トイレタンクに水がたまらない、また水がたまるのが遅いといったトラブルを起こすことがあるのです。
なおこの場合は、給水管のストレーナーをきれいに掃除することが対処法となります。
原因の特定が難しいなら→【水110番】に相談を
トイレタンクに水がたまらないトラブルに自分で対処するうえでは、まずはしっかりと原因を特定することが大切です。当然、原因を特定できなければ、正しく対処することはできません。
ただ、このトラブルの原因はさまざまです。そのため、自分で対処するとなると原因の特定が難しいこともあるでしょう。また、「原因は多分これだろう」とあいまいに決め込んで対処することで、失敗して状況を悪化させてしまうおそれもあります。
そのため、トイレタンクに水がたまらないトラブルの原因の特定が難しい場合には、専門の業者へ相談するようにしましょう。なおその際には、以下のようなメリットのある【水110番】をぜひご利用ください。
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トイレタンクに水がたまらないときの対処法
ここでは、トイレタンクに水がたまらないトラブルへの対処法を、原因ごとに解説していきます。
対処法➁ボールタップのフィルター・給水管のストレーナーの掃除
対処法➂ボールタップのダイヤフラムの交換修理
対処法➃ゴムフロートの交換修理
対処法➀浮き玉の交換修理
浮き玉の不具合でトイレタンクに水がたまらない場合、引っかかりなどで位置が低くならないことが原因であるならば、これを直しましょう。ただ浮き玉の位置の調整に関しては、製品によって方法が異なるため、取扱説明書を確認しながらおこなうようにしてください。
なお、とくに引っかかっている様子が見られない場合は、ボールタップとの接続部分にサビが発生していたり汚れがあったりすることが原因かもしれません。その場合は、ブラシなどできれいに掃除をしましょう。
ただ、もしも浮き玉の破損が原因なら、交換修理で対処することになります。なお、浮き玉はボールタップとセットで販売されていることが多いです。そのため、浮き玉とボールタップをまとめて交換修理することがおすすめとなります。
→作業中に水が溢れることを防ぐために。
➁レバーを回してトイレタンクのなかの水を抜く
→作業をおこないやすいようにするために。
➂トイレタンクのフタを取り外す
➃給水管を取り外す
→ボールタップはトイレタンクを挟んで給水管と接続されている。まずは給水管が固定されているナットを取り外す。そして給水管を取り外す。
➄ボールタップを取り外す
→給水管が固定されているナットの下にボールタップが固定されているナットがあるためこれを取り外す。そしてボールタップをトイレタンクの内側へ取り外す。
⓺新しいボールタップを取り付ける
→トイレタンクとの間にパッキンをはめることを忘れないように。
⓻トイレタンクのフタを取り付ける
⓼止水栓を開ける
→水漏れなどを起こさないか確認をする。
対処法➁ボールタップのフィルター・給水管のストレーナーの掃除
ボールタップのフィルターの目詰まりや給水管のストレーナーの目詰まりが原因でトイレタンクに水がたまらない、また水がたまるのが遅いトラブルを起こしているなら、きれいに掃除をすることが対処法となります。
ボールタップのフィルターの目詰まりの掃除方法
止水栓を閉めて、トイレタンクのフタを取り外しましょう。ボールタップのフィルターは、専用のロックがついているものもあるため、その場合はこれを取り外します。
そうしたら、ボールタップのフィルターを取り外しましょう。ボールタップのフィルターは、色のついたレバーのようなものであることが多いです。水洗いできれいに掃除をしたら、取り外した逆の手順で取り付けてください。
給水管のストレーナーの目詰まりの掃除方法
止水栓を閉めて、トイレタンクと接続されている給水管のナットを取り外しましょう。このナットのなかに、給水管のストレーナーがあります。
給水管のストレーナーを取り外したら、水洗いできれいに掃除をしてください。作業が完了したら、取り外した逆の手順で取り付けていきましょう。
対処法➂ボールタップのダイヤフラムの交換修理
ボールタップのダイヤフラムの劣化や故障が原因でトイレタンクに水がたまらないのであれば、この部品の交換修理をおこなうことが対処法となります。
→作業中に水が溢れることを防ぐために。
➁レバーを回してトイレタンクのなかの水を抜く
→作業をおこないやすいようにするために。
➂トイレタンクのフタを取り外す
➃ボールタップから浮き玉を取り外す
→浮き玉は持ち上げることでボールタップから取り外せる。
➄ボールタップのナットを取り外す
⓺ダイヤフラムを取り外す
→ダイヤフラムは持ち上げることで取り外せる。
⓻新しいダイヤフラムを取り付ける
⓼各部品を取り外した逆の手順で取り付ける
⓽止水栓を開ける
→水漏れなどを起こさないか確認をする。
対処法➃ゴムフロートの交換修理
ゴムフロートの不具合でトイレタンクに水がたまらないトラブルを起こしている場合、何かに引っかかってしっかり栓をできていないことが考えられます。なおこのことは、トイレタンクに節水目的でペットボトルを入れているなどの場合に起こりえます。もしもトイレタンクにこのように異物が入っているのであれば、それを取り除くことで対処できるでしょう。
なお、ゴムフロートの劣化によってトイレタンクに栓をできず、便器に水漏れを起こしていることが原因なら、交換修理が対処法となります。
→作業中に水が溢れることを防ぐために。
➁レバーを回してトイレタンクのなかの水を抜く
→作業をおこないやすいようにするために。
➂トイレタンクのフタを取り外す
➃チェーンを取り外す
→ゴムフロートはチェーンによってレバーと接続されている。そのためチェーンを取り外す。
➄ゴムフロートを取り外す
→ゴムフロートはオーバーフロー管に接続されている。そのためオーバーフロー管から取り外す。
⓺新しいゴムフロートを取り付ける
⓻各部品を取り外した逆の手順で取り付ける
⓼止水栓を開ける
→水漏れなどを起こさないか確認をする。
トイレタンクに水がたまらないトラブルに対処するときの注意点
トイレタンクに水がたまらないトラブルの対処法は、基本的には不具合を起こしている部品の交換修理です。そのため、新しい部品を用意して正しい方法で交換修理をおこなえば、このトラブルには自分で対処することができます。
ただ、ひとつ注意しなければならないことがあります。それが、部品選び。
というのも、浮き玉やボールタップ、フィルターやストレーナー、またダイヤフラムやゴムフロートなどの部品は、トイレのTOTOやLIXIL(INAX)といったメーカーや型番によって適したものが異なるのです。そのため、使っているトイレにあっていない部品で交換修理をおこなっては、当然トラブルをしっかり直すことはできません。
このことから、まずは交換修理をおこなう部品を探すことに手間がかかることになります。そのためスピーディーに対処するには、やはり専門の業者へ相談することがおすすめです。
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トラブルを起こさないために|定期的にメンテナンスをしよう
トイレタンクに水がたまらないことは、トイレットペーパーや排泄物をしっかり流せなかったり、そのまま使い続けると詰まりを起こしたりします。そのため、できれば直面したくないトラブルですよね。
ただ、このトラブルの原因はさまざまな部品の不具合であることが多いです。そしてそのなかでも、経年劣化や故障といったなかなか予防のしにくいことが原因としては多く見られます。
そのためこのトラブルには、定期的にメンテナンスをおこなうことがよい対策といえるでしょう。そうすることで、トラブルが起きかけているタイミングで気づくことができます。また、実際にトイレタンクに水がたまらないトラブルが起きたときにも、すぐに対処することが可能です。
なお具体的には、定期的にトイレタンクのなかを掃除することがおすすめとなります。そして掃除とあわせて、部品の点検をおこなうとよいでしょう。
ゴムフロートが劣化していないか、フィルターやストレーナーに目詰まりが起きていないかといった、トラブルの原因となる部品をチェックして、もしそこで不具合が起きそうなものがあれば、早めに交換修理や掃除をおこなってください。これによって、トイレタンクに水がたまらないトラブルを予防することができるでしょう。
まとめ|トイレのトラブルは【水110番】へ!
この記事では、トイレタンクに水がたまらないことの原因と対処法を解説してきました。なかには自分で対処できるケースもあるので、おこなう際にはご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
ただ、トイレタンクに水がたまらないトラブルは原因が多く、その特定が難しいこともあります。加えて、一般の方では対処に失敗して状況を悪化させてしまうこともあるかもしれません。そのため、確実かつスピーディーに対処したい場合は、専門の業者へ相談するようにしましょう。
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【水110番】に相談したときの料金一覧
修理・対処方法 | 費用 |
トイレつまり | |
薬品投入 | 8,800円~ |
高圧ポンプ | 27,500円~ |
脱着 | 61,600円~ |
下水つまり | |
薬品投入 | 8,800円~ |
ドレンクリーナー | 27,500円~ |
高圧洗浄機 | 47,300円~ |
水量調整 | 8,800円~ |
タンク内部品交換 | 13,200円~ |
便器交換 | 50,600円~ |
水漏れ(タンク) | |
内部調整 | 8,800円~ |
水漏れ(床・便器の間) | |
コーキング処理 | 別途見積もり |
脱着(フランジ交換) | 17,600円~ |
便器交換 | 50,600円~ |
水漏れ(ウォシュレット) | |
脱着点検 | 8,800円~ |
部品交換 | 別途見積もり |
ウォシュレット交換 | 22,000円~ |
水漏れ(給水管) | |
締め付け調整 | 8,800円~ |
パッキン交換 | 別途見積もり |
給水管交換 | 14,300円~ |
※消費税込みの表記です。